悩めるテレビ台探し
最近、10年選手だった古いテレビを買い替えて、今はやりのチューナーレステレビにすることにした。
私が選択したのは、イオンで売られていたORIONの55VチューナーレステレビAEUD-55D。
意気揚々と購入したのは良いのだが、問題はテレビ台をどうするか。
45Vのテレビで使用していた幅90センチのテレビ台があったのだが、新しいテレビの脚の横幅は約123センチ。
これじゃあ収まらないじゃん!
そこでテレビ台を物色してみたのだが、なんとも絶妙なことに、テレビ台の横幅って120cm、150cm、180cmと、大体この30cm刻みで、しっくりくるサイズがない。
123cmのテレビのために150cmのテレビ台を置く?
150cmのテレビ台って、結構スペース取るし……。特に我が家みたいに、部屋の角にテレビを置いている立場からすると、部屋の隅に1メートル50センチの家具が斜めに鎮座するのは避けたい……。

いろいろと探しても、結局ちょうどいいサイズは見つからないし、あってもデザインが微妙。壁寄せスタイルのテレビ台も一つの選択肢と思ったが、あれも結構場所をとる。
オープンラック作戦
どうしようか……。
そこで、ふと思いついた。
「オープンラックを二つおいて、そこにテレビを乗せる」というアイデア。
オープンラックといっても、立方体一つ分のやつ。あれを二つ使って、台替わりにする作戦。
テレビ台なんて、所詮は台。チューナーレスTVだし、レコーダーとかいらないから、とにかくテレビが置ければそれで十分なのだ。
そして、イマドキのテレビは大きすぎて両端に足がついているのが多い。両端の脚のところにだけ台があればいいだろう。
そう、イメージとしてはこんな感じ。

ChatGPTに描いてもらって、さっそくシミュレーション。
なんというか、すごく洗練されていて、シンプルで、全く無駄がない感じ。木材の温かみもあるけど、とてもクール。
そして、何よりも、脚の幅に合わせて自由に幅を調整できるので、123cmだろうと134cmだろうと、伸縮も自由自在だ。
さっそく実践してみる
無駄をそぎ落とし、かつ実用性も考えられた、我ながらいいアイデアなのでは?と、さっそくAmazonで30cm立方のラックを二つ注文。ボンドで組み立てて……。
そして、届いたテレビを乗せてみた。

左右の脚の下に、オープンラックを二つ、少し間隔を開けて並べた。
安定感も全く問題ないし、部屋がとてもシンプルな印象に。
処分や引越しの時だって、もとはただの30cm立方のオープンラックなので、簡単に持ち運べるし、テレビ台と違って、テレビの下がほぼまるまる空くので、奥のほうのお掃除も簡単にできそうだ。
そして、何より安い。2000円くらいのラック2つ分なので、5000円もかかっていない。
名付けて、「禅的シンプルテレビ台」だ。
ちなみに、一つ失敗があるとすれば、今回僕が購入したテレビは、画質は悪くなかったもののスピーカーの音質が「えっ!」となるほど残念な音質で、とても耐えられないシロモノだった。

そこで、すぐにTCLのサウンドバーを購入してしまった。二つのラックの間をまたぐような形にはなるものの、サウンドバーを置くことは問題なくできた。
テレビ台難民への提言
この、オープンラックを活用した「禅的!シンプルテレビ台」、ミニマルな生活を求めている人にはピッタリなのではないだろうか。
ミニマルではあるものの、実用性も十分あると思っている。
もし「DVDとかをしまっておきたい!」という場合には、そこはオープンラックの本領発揮。ラックを収納として使うのもアリだろう。
ただ、レコーダーなどのAV機器を置く場合は工夫が必要だ。
サウンドバーやレコーダーを安定して置きたい場合は、間にもう一つラックを置くのもありだと思う。
「テレビにちょうど合うサイズのテレビ台がない!」「部屋にでっかいテレビ台を置くのは嫌だ!」
そんな悩みを抱えている方は、ぜひオープンラックを駆使した「禅的!シンプルテレビ台」をご検討あれ。

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